短期留学【ドルトムント編】

2023年2月27日から3月8日の間で日本から選手たちがサッカー留学のためにドイツに来ました。今回はその中の1人について紹介したいと思います。

彼は中学3年生の樋口智巳くんです。高校は関東の強豪サッカー部への進学が決まっていて、入学前にドイツサッカーを体験してみたいという事でした。そんな樋口くんにはドイツでも屈指の強豪クラブであるドルトムントの練習に参加してもらいました。

ドルトムント練習場入口

ドルトムントはブンデスリーガ優勝8回、チャンピオンズリーグも1度制するなどドイツはもちろん、ヨーロッパでも屈指の名門です。樋口くんにはそんなビッグクラブのU16で練習をしてもらいました。

ドルトムントの練習場
練習風景
ドルトムントU16の選手たちと記念撮影

チームメイトと同じ練習着でトレーニングを行った樋口くんは、緊張もあり全く本来の力を出せず初日が終ってしまいます。ホテルに戻ると自分の不甲斐なさに涙を流してしまうほどでした。気持ちを入れ直した2回目の練習では監督から「ナイスプレー」という声も出るなどアピールする事ができました。練習後には監督から次の練習も来て欲しいと言われていましたが、雪の影響で練習は残念ながら中止となってしまったので別のクラブの練習に参加してもらいました。

雪の中での練習
チームメイトと記念撮影

ドルトムントのマルコ・レーマンU16監督は「技術は良いものを持っている。ブンデスリーガでプレーするためには守りの部分でもっと強度を上げる必要がある」と樋口くんにアドバイスを送っていました。樋口くん自身も日本とドイツの1対1の強度の違いに大きな違いを感じていました。悔し涙を流すなどほろ苦い経験をした樋口くんですが、世界のトップレベルを体感出来た事は今後のサッカー人生においてとても大きな財産になった事と思います。まずは日本で活躍して数年後には是非ともドイツでプレーしてもらいたいです!!